月の夜に降る雪

――詞華集 日々の営みの中で さまざまにうつろう 心模様です――
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お腹を痛めた子

話していて分かった。

ああ、そうか。
この人が利己的なところがあって、
でも何も省みる必要もなく、いつでも笑顔で、
自己を卑下する日も、嫌悪する時もなく、
明るく、何の疑問もなく生きていけるのは、
家族がいるからだ。

子供がいるからだ。

決して自分を断ち切ることのない、
強いきずなで結ばれた存在が、
三人もこの世にいるからだ。

「お母さん」――それは特別だからだ。
生まれた子にとって。

愛されなくなることはない。
100パーセントの確信を持って、
子供たちの存在を信じていられる。

子供はいなくなることがない。
父母は自分より早くいなくなる。
夫はもしかしたら自分より早くいなくなる。

でも子供は、自分より先にいなくなることがない。
――普通ならば。

普通でないなんてわけがあるはずない。
少なくとも今はそう思える。

子供は確固たる存在だ。
確固たる存在意義だ。
自分の存在への全面的な肯定だ。

だからか。

まっとうに成長した、健康なお子さんが三人もいる。
そういうことか――


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