月の夜に降る雪

――詞華集 日々の営みの中で さまざまにうつろう 心模様です――
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太陽

日の光は偉大だ。

暗い恐怖が押し寄せてくるのは、たいてい深夜だ。
黒い不安がわきあがってくるのは、たいてい深夜だ。

明け方を迎える前の闇の中だ。

くもり空の日でも、カーテンを開けて日の光が見えると救われる。
――ああ、そうか、薄暗い部屋にいたからだ。

日の光が脳を操って落ち着かせる。
――不安の種そのものは残っていても。

日の光は偉大だ。

だから人は眠りに落ちるまでは明るさを求める。
電気をつけておこうとする。あるいはテレビを。

夜が明けて日の光が射してくるまで。


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