月の夜に降る雪

――詞華集 日々の営みの中で さまざまにうつろう 心模様です――
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失うものはないってことを

朝、目覚めているのに起きられない。

自分がしたかもしれない指し手の誤り、
そのせいで悪くなったかもしれない立場、
見誤っていた人間関係の状況、

ああ、わたしはミスったな、と考えてしまう。

人生も折り返し地点をとうに過ぎたのだから、
今この時点で花形列車のレールに乗っていないなら、
これから先も鈍行のレールしか乗らないだろう。

だから毎朝、呪文を唱えよう。

小さい立場を守るためにあがいた後は特に。

失うものはない。
失うほどのものは何も持ってない。
これで失敗しても、失うものはちっぽけな職位。

この年になって何者でもなく、
何者かになりそうな子供も持たないわたしには、
そのちっぼけな立場は重要だけど、

わたしの頭より高いところから眺めよう。

そうしたら、失うものは何もない。
だって何も持っていないのだから。

さあ、考えずに、
気に入った服を着て、
自己満足して出かけよう。


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感情的な夜

夜、ごみを持って外に出る。
明日は燃えるごみの日で、忘れてしまいそうだからと、外に出る。

夜空と建物の壁、地面。

何の変哲もない日曜の夜の景色。

この世のどこにも、もういない。
この場にもいないけど、ここ以外のどこにも、やっぱりいない。

何の変哲もない日常に、突然湧き上がる喪失感。

痛みをどのくらい人に話しますか?

言葉を尽くしても、その人の悲しみはその人にしかわからない。

それがわかっているから、いつまでも悲しんでいないで、
前を向いてけなげに生きているところを見せる。

そうでしょう?

無用な叱咤激励を遠ざけるために。
わかったふりのひとりよがりな鼓舞をかわすために。

今でも突然襲ってくる痛みを、誰にも言えないでしょう?

今までも言われてきたことを、また言われるだけだから。

みんなそうよ、みんな誰かしら喪ってるのよ、あなたはいいほうなのよ。

いつまでもそんなじゃダメよ、私だってあのときはつらかったわ。

あるいは話しても伝わっていないと悟らされる言葉が返ってくる。

それで思い知らされる。
伝わってない、わかってもらえない、受け入れてもらってない。

言わないで、心を閉ざしておいたほうが、楽だから。

誰にも話しません......


お礼

一般基準からしたらほんの小さな、ものすごく小さな、お話にならないような数であっても、
わたしにとっては嬉しさプラス驚きのダウンロードを、ありがとうございました。

本当に、わたしの基準は低くて、5を超えたときに「うわー」と驚きをもって見ましたので、
ダウンロードの貴重なひとつひとつに感謝しています。ありがとうございました。

最後の巻は、校正をしているときもつらくて、今読み返してもまだ涙が出てくるので、
重複ページがあるというミスに気付くのが遅れてしまいました。
早くにダウンロードしてくださった方には申し訳ありませんでした。

ご購入くださった方で、第2版にするには、Amazonへの問い合わせを使うと、新版が配信されるそうです。
また、コンテンツの管理から「自動更新」を設定している場合は、自動的に更新されるそうです(国によってできない場合あり)。

ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
1つが2回載っているという重複以外に、修正した箇所はありません。

今回、また以前にご購入くださった方、ありがとうございました。

「月の夜に降る雪」

※6/17追記 重複しているページがあったので、修正版をUPしました。Ver.2となっています。

「月の夜に降る雪」シリーズを追加しました。
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2017年6月12日 17:00 ~ 2017年6月17日 16:59











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再び扉を閉める。

わたしの扉は重くもないけれど。

ただ臆病によって、開く勇気がなくなるだけだけど。

わたしは再び扉を閉める。
たいして重くもない扉だけれど、
恐れを振り払えず、扉に手をかけずにいるだけだけど。

わたしはわたしの扉を閉める。


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