今日は泣いてしまう日
悲しい出来事っていうのは、現実感がなかったりする。
それが日を追っていくと、少しずつ現実だと分かってきたりする。
今日は泣いてしまう日。
もうあの笑顔はどこにもないと悟る。
もうあの声を聞くことはないと思い知る。
喪ってしまったのだと実感する。
今日は泣いてしまう日。
悲しい出来事っていうのは、現実感がなかったりする。
それが日を追っていくと、少しずつ現実だと分かってきたりする。
今日は泣いてしまう日。
もうあの笑顔はどこにもないと悟る。
もうあの声を聞くことはないと思い知る。
喪ってしまったのだと実感する。
今日は泣いてしまう日。
どんな最期のときも、
どれほどもうろうとして、どれほど息が苦しくても、
こんな最期の最後までも、命は生きようとする。
生へと手を伸ばそうとする。
手に力が入らなくても。
物を食べようとする。
小さなスプーンさえ持てなくても。
明日のために起き上がろうとする。
ベッドにつながれないために。
どんなに弱っても、もう炎が尽きかけても、
命は必死で生きようとする。
命が燃えつきかけたとき、
命は必死で燃え上がろうとする。
絶望的な努力をやめようとしない。
命は本能的に生への希求を持っている。
あの姿が頭を離れない。
わたしは書きたいことを書く。
それだけが、わたしに残された慰めだから。
消えないストレスを、考えても仕方ない。
他に心配すべきことは、いくつもある。
分かっていても圧迫されるし、
頭を離れない。
日々、理不尽は起こるから。
だからわたしは、書きたいことを書く。
それだけが、わたしに残された救いだから。