月の夜に降る雪

――詞華集 日々の営みの中で さまざまにうつろう 心模様です――
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蛍より

     *

眠りに入ろうとする心の暗い洞窟で、
 夢たちはねぐらを作る
  昼の旅路からこぼれ落ちたかけらで。


     タゴール 著
     大岡 信 訳

蛍より

     *

長い間意味を見失っていた私の心の苦痛のように、
太陽の光線は闇の衣装を身にまとい、
大地の下に隠れる。
 とつぜん愛に触れられた私の心の苦痛のように、
 光線は春の呼び声でヴェールをぬぎ換え
 色のカーニバルとなって立ち現われる、
 花の中にも葉の中にも。


     タゴール 著
     大岡 信 訳

蛍より

     *

あやまちは真理の隣に住んでいる、
 それゆえにわれらを惑わす。


     タゴール 著
     大岡 信 訳

蛍より

     *

美は「もう充分」と言うすべを知っている、
 野蛮は、もっともっと、とわめきたてる。


     タゴール 著
     大岡 信 訳

蛍より

     *

利益が善に笑いかけるのは、
 善が利益になる時。


     タゴール 著
     大岡 信 訳

蛍より

     *

丘は大地の絶望の身振り、
 とどきえぬものに向けての。


     タゴール 著
     大岡 信 訳

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